医学部再受験・学士編入blog by シマ(東工大卒脱サラ医大生)

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【歯学部6年生】医学部学士編入合格者インタビュー!【予備校なし独学1年で合格】

皆さんこんにちは!本日は医学部学士編入試験に合格されたりゅうさんにインタビューをさせていただける機会をいただきましたのでその内容を共有したいと思います。これから編入試験にチャレンジされる方の参考になれば幸いです!

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りゅう

20代前半男性。国立大学歯学部6年生。独学1年で医学部学士編入試験合格。歯科国家試験準備と医学部学士編入試験準備を両立。

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ましゅう:皆さんこんにちは!本日は医学部学士編入試験に合格されたりゅうさんにインタビューをさせていただける機会をいただきましたのでその内容を共有したいと思います。それではりゅうさん、本日はよろしくお願いします!

りゅう:よろしくお願いします!

ましゅう:それではですね、本日たくさん質問させていただきたいんですけれども、まずはりゅうさんの経歴について教えていただけますでしょうか。

りゅう:はい。私は現在二十代前半で在籍は某国立大の歯学部に在籍しています。

ましゅう:ありがとうございます!それでは医学部学士編入試験の受験について伺いたいんですけれども、りゅうさんの勉強開始から学士編入試験の合格までの期間と、合格までの間どういったスケジュールで動いていたのかを教えていただけますか。

りゅう:はい。私の勉強期間としては去年3月から大体約1年ぐらいかけて年度内には合格をいただいたという感じです。そして勉強スケジュールとしては大学に在籍していたので、歯学部で言いますと臨床実習を毎日平行しながら、そして卒業試験・国家試験の勉強を両立しながら編入試験の勉強をしていたという感じですね。

ましゅう:ありがとうございます。それでは医学部に入り直すという選択をするにあたって学士編入で入るかそれとも再受験をして一般の大学受験をして入るかっていう、大きく2つの選択肢があったと思うんですけど、なぜ編入を選ばれたのかについて教えていただけますか。

りゅう:はい。理由としては複数ありまして、1つ目は自分が歯学部であったことから 学士編入試験で少しアドバンテージがあるのではないかと考えたことです。そして、先程申し上げましたように実習、学校生活との両立がありましたので、今から一般試験・一般入試ですと共通テストとか物理・数学とかですねそういった科目の勉強のやり直しも必要となるので、時間との兼ね合いからも学士編入を選択いたしました。

ましゅう:なるほど、りゅうさんは歯学部出身ということで、はたから見ていますと医学部学士編入試験にある程度アドバンテージがあったのかなという風に見えるんですけれどもその辺についてはいかがでしょうか。

りゅう:そうですね、勉強していた感じですとやはり生理学・生化学とか分子生物学っていうのが主な主要科目になってくると思うんですけどその点は歯学部でも履修していたので知識はゼロではなかったかなという感じでした。しかし、医学部学士編入試験で問われるほど深い内容はやっていなかったので自分が想定したほどアドバンテージはなかったかなという印象でした。

ましゅう:ありがとうございます。それでは次に勉強の仕方について教えていただきたいんですけれども、学士編入試験と言うと大手の予備校はじめいくつか予備校があると思うんですけどそちらの方は利用されていたんですかね。

りゅう:いや、私は特に予備校には通っておらずテキストだけ使っていました。

ましゅう:なるほど、テキストも含めて他の一般の教材ももしかしたら使われたかもしれないですけれどもどのような教材を購入してどの程度進めて勉強していたのかっていうことについて教えていただけますかね。

りゅう:はい、私は某予備校のテキストを使っていたのと同時に有名な教科書だと思うんですけどエッセンシャル細胞生物学という大学の教科書を使って勉強していました。

りゅう:やはり独学ですと知識の土台がないと思ったのでしっかりとまずエッセンシャル細胞生物学で勉強してその後にそこで学んだ内容を予備校のテキストを使って解くという順番を実践していました。

ましゅう:ありがとうございます。勉強をどこまで進めたかっていうところなんですけど、満遍なく全てを深堀りするというよりかは自分が受験する受験校に合わせて、より出そうなところや重要そうなところを深掘りしていったっていう感じですかね。

りゅう:はい、そうですね。やっぱり大事だと思うのはしっかり自分の志望校の過去問を取り寄せて、そこで頻出分野または全く出ない問題っていうのをしっかりと分析することです。やっぱり時間がない中で結果を出さないといけないのでそういった取捨選択というところも大事なのかなという印象でしたね。

ましゅう:ありがとうございます。追加でもう少し聞きたいんですけれどもりゅうさんは予備校は使用せず独学でやられたっていうことだったんですけど、どういった人が予備校を使った方が良くて、どういった人が予備校を使わなくても大丈夫かみたいなところがあれば教えていただきたいなと思います。

りゅう:はい。まず、結論から申し上げますと、予備校を利用できる金銭的もしくは時間的余裕があるのであれば予備校は利用した方がいいかなという印象を受けました。というのも、予備校のテキストを使っていて思ったこととして解説がだいぶ省略されているので、やはり自分の理解できる範囲に限界があるというのが独学の欠点であると感じました。ですのでしっかりとした大学教養レベルの生物の知識がある方、既に履修されてる方なんかは独学でも大丈夫だと思うんですけど、もし文系から新しく始める方々または医療系に在籍しているけどそんなにしっかりとした土台はないなと感じる方は、是非余裕があるんだったら予備校に通った方がいいかなという印象ではありました。

ましゅう:なるほど、やはり金銭面ですとか時間的に余裕が作れる方はどなたでも予備校を利用した方が近道かなっていう印象ってことですかね。

りゅう:はい、そうですね!

ましゅう:ありがとうございます。それでは、次にですねりゅうさんが受験生であった時の生活リズムについて教えてください。歯科の国家試験と両立をされたということで、勉強のやりくりは難しかったと思うんですけれども、どういう風な生活リズムで、どれぐらいの勉強時間を確保されてたのかということについて教えていただけますでしょうか。

りゅう:はい。私の場合9時から5時まで実習が毎日あったので、実践していたことと言えば、朝、習始まる前に1時間勉強して、実習して、5時に終わってそこから課題をやって7時、そしてご飯とかお風呂なども済ませて大体9時から12時まで夜3時間勉強時間を確保するようにしていました。

ましゅう:なるほど、と言いますと1日、朝の1時間と夜3時間で4時間は確保して継続して勉強していったっていうような形ですかね。

りゅう:はい、おっしゃる通りです!

ましゅう:ありがとうございます。それではですね次に、医学部の志望動機に関連したことについていくつか教えていただきたいんですけれども医師を志望した理由というか、医学部を志望した理由ですね、面接で話した内容と面接で話したプラスαのことがあればそちらも合わせて教えていただきたいなと思います。

りゅう:はい。そうですね、僕は歯学部出身で、歯学部出身ということもあるのかもしれないですけど、主に歯学部に関する内容が聞かれたかなという感じですね。凄い印象に残った質問と言えば、やはり自分がこれから歯科医師の免許を取って、かつ、これから医学部に入って医師免許を取った時に「あなたがこの大学にできること、メリットは何ですか」という質問を複数校から受けて、それはとても印象的な質問だったかなと思います。これは歯学部に限ったことではなくて、薬学部で、または看護師さんとか医療系の方々であれば誰でも聞かれる可能性がある質問だと思うので、しっかりそこで準備をしておいた方がいいかなという印象でした。

ましゅう:なるほど、入る大学にどういう風に貢献できるかっていうところですよね。

りゅう:はい。

ましゅう:りゅうさん自身はどういったモチベーションで医学部、医師を志望されたのかということについて、もう少しお伺いさせていただけますでしょうか。

りゅう:はい。私が医師を目指す一番のきっかけになったのは、臨床実習中に患者さんの治療を見学していた時にその患者さんがある持病を発症して、そこで本当に何もできなかったという経験が一番印象にありました。やはり自分が将来医療人として働く時に、これから医学部でもう一度知識を学んでより幅広い対応ができるような医療人になりたいなという印象を強く抱いたので、そのきっかけがあり学士編入試験を志したという経緯があります。

ましゅう:ありがとうございます。それでは引き続きなんですけれども、20代前半ということそのまま医学部に入り直すということで、年齢的には20代前半ということなんですけれども、年齢面などでですね迷いとか、もう一度大学に通い直すことになるので迷いとかがあったのかなというところをお聞かせいただければと思います。

りゅう:そうですね。確かに年齢面で言うと医療系で言いますと6年、最短でも卒業は24歳になると思うので、やはりそういったところで年齢面は少し心配もしたんですけど、やっぱり学士編入試験って言うと、全然、30歳を超えて入られる方もたくさんいらっしゃいますし、そういった面であんまり年齢面では気にならなかったかなという印象ですね。

ましゅう:なるほど、年齢面では他の先輩方とか周りの合格者の方の情報を聞くとあまり心配はなく、先ほど伝えていただいたような志望動機も強く持っていたので、医学部に入り直すのがいいのかなということで受験されたという感じでよろしいですかね。

りゅう:はい、そうです。

ましゅう:ありがとうございます。それではですね、先程も少し話に上がったんですけれども、学士編入試験の面接についてえですね、もう少し伺えればと思います。面接の際には気を付けたポイントですとか、事前にもし練習とかされていれば、どんな感じで準備されていたのかなということをお話いただければと思います。

りゅう:はい。私が面接練習を行う上で気をつけたこととして、自分の癖を見抜くということを意識していました。例えば貧乏揺すりをするとか、手が落ち着かないとか、よくあるのが「あの」とか「えーっと」とかそういう、つなぐ言葉を言ってしまうとかそういった癖を見抜くのが大事なのかなと思います。私も自分でiPhoneとかiPadを使って動画で面接練習、そういった機械に向かって話す練習をしていたんですけど、そういった中で見えてない癖っていうのはたくさんあったので、面接では印象面も大事になってくると思うので、自分の癖を見抜いて一つ一つ無くしていくっていう練習を繰り返すことが大事だと感じました。

ましゅう:ありがとうございます。次の質問です。印象的な質問や受け答えがあれば教えていただきたいです、っていうのを用意していたんですけれども、先ほどの回答で、医療系の学生は、歯学部卒業の学生も含めてですけれども、どういった形で大学に貢献できるのかっていうのが恐らく重要なポイントになっているということを教えていただいたので、そういう認識で正しいですかね。

りゅう:はい、そうですね。大体聞かれることだと思うので逆にそこで答えられないとディスアドバンテージになってしまうかなと思うので、しっかりそこは準備していくといいかなと思います。

ましゅう:そこに関しては入念に情報も入れて自分なりの準備をしておいた方がいいということですかね。

りゅう:はい、おっしゃる通りです。

ましゅう:ありがとうございます。それではですね次に、情報収集に関してなんですけれども、Twitterとかもありますし書籍とかも最近だとあると思うんですけれども、りゅうさんはどのように情報収集されていたのかなっていうことについて教えていただけますか。

りゅう:はい。私は基本的にはTwitterYoutubeで実際合格された方々に連絡をとったり、または一緒に受験勉強している人達の様子などを参考にしながら勉強をしていました。そして先ほど書籍があるっていう話があったと思うんですけど、私は「医学部学士編入試験の教科書」っていう最近出版された本を購入してそこで合格者10人、大体10人ほどいらっしゃると思うんですけどそういった方々の勉強法、もしくはそこには面接での対策とか重要なポイントが書かれていたので、そちらも参考にしながら受験勉強をしていたという感じです。

ましゅう:なるほど、りゅうさんは先程のお話にもありましたけれども予備校のたぐいは使わずにご自身で勉強されていたということなんですけれども、今教えていただいたようなTwitterですとか書籍とか周りの方とうまくコミュニケーションをとっていけば情報不足にはならないっていうような認識で大丈夫ですかね。

りゅう:そうですね。そこまで情報に困ることは正直なかったかなと思います。

ましゅう:なるほど、ありがとうございますそれでは質問も最後の方になってくるんですけれども、医学部学士編入試験を通して特にこの辺は苦労したなということがあれば是非教えてください。

りゅう:はい。そうですね、これに関してはやはり人それぞれもちろんあると思います。私に関して言えば大学の勉強との両立、歯科国家試験と勉強との両立にすごく苦労しました。もちろん大学生の方のみならず社会人の方々でも両立されて働きながら勉強されてる方がたくさんいらっしゃると思うので、そういった方々もとても大変だと思います。そういった中で隙間時間と言いますか、しっかり勉強に捧げることができる時間を自分でしっかりと作ってあげることが一番苦労しましたし、それが一番大切だと思いました。

ましゅう:ありがとうございます。最後にですね受験生に向けたコメントとかアドバイスとか、ざっくばらんにもしあれば、よろしくお願いします。

りゅう:はい。そうですね、私ができるアドバイスとしましては、まず学士編入の大学には推薦書が必要な大学がほとんどだと思います。私の体験談をもとに話させていただくと、やはり教授とか色んな先生から推薦書をもらう時に大事なのが信頼関係だなという風に感じました。例えば学部生でいったらそれまでの勉強をしっかりやっていたかとか、おろそかにしていかないかとか、普段の生活態度が真面目かとか、そういった日々の態度を元に推薦書を書いてくれるかどうかっていうのは、決まる場面も少なからずあるんじゃないかなと感じました。そしてもう一つ大事な、伝えておきたいことがあります。それは、しっかりと自分が医師になりたい、何で医師になりたいのかっていう気持ち、その原点をしっかりと確認しながら前に進んでいくということです。と言いますのも、やはり学士編入をしていく上でたくさん不安があると思いますし、はたまた自分に対してネガティブなコメントとか、難しいとか、無理だよとか、そう言ってくる方はいらっしゃる可能性もあると思います。少なくとも僕に関しては、そういう方がいらっしゃいました。でも、そういった時にでもしっかりと自分が医師になりたい理由っていうのを明確に持っていれば迷わないと思うので、しっかりそういったことを確認しながら着実に前に進んでいくというのが一番大事だと思います。以上です。

ましゅう:ありがとうございます。学生生活の時に両立とか色々あって大変だと思いますけれども、きちんと日々の勉強なり仕事なりも手を抜かないでやるっていうところと、なぜ医師になりたいのかっていう初志の部分をを貫徹するっていう、その2点が非常に重要ということでよろしいですかね。

りゅう:そうですね。もう本当に自分の意思を持って初志貫徹すること、これが一番大事なことだと思います。

ましゅう:なるほど。今日は貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございました!

りゅう:こちらこそ、ありがとうございました!

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取材協力:りゅうさん

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