医学部再受験・学士編入blog by シマ(東工大卒脱サラ医大生)

東工大卒脱サラ医大生が日々の勉強、生活に役立つtipsを書いています!医学部再受験と医学部学士編入関連記事も執筆しています。

弘前大学医学部学士編入試験の面接まとめ【他校で使える考え方も!】

みなさんこんにちは!本日は弘前大学医学部の学士編入試験の面接について、私の受験に基づいてまとめたいと思います。医学部学士編入試験において面接は重要な項目ですので、これから受験される方の参考になれば幸いです!

面接形式

まず面接形式についてです。3名の面接官の先生がいらっしゃって、制限時間は30分でした。個人面接でしたので、先生3名と受験者で面接が進みます。

面接に関する前提の話

面接の想定質問の前に前提の話をします。私が受験した際は、1名の先生からはひねりを効かせた質問をされて、他の2名の先生からは一般的な想定しやすい質問をされました。

また、弘前大学青森県への貢献については重要なアピールポイントになりますが、面接官の先生方から直接的にその事に関する質問がされない場合があります。私が受験した際も弘前大学青森県に対する想いの部分の質問はされませんでした。面接で青森県への貢献への意思があることをアピールするためには、事前提出書類に青森県に関することを記載しておいたり、面接の場で青森県に関する話題を出して積極的に意思表示をする必要があります。

作戦の一つとしては、青森県の僻地病院などに事前に見学などに行ってそこで働く医師の方のお話を聞いて自分なりに青森県の地域医療に関する考えをまとめる、などの方法があるかと思います。合格者の中の一部の方は実際に足を動かして現地に行って情報収集をするなど積極的に面接準備をされていました。準備の方法はいくつかあるかと思いますが、インターネットで調べてわかることだけではなく、自分の経験から意見をまとめると説得力が増すと思います。

質問されそうな内容

次に面接の質問事項についてです。先ほど、1名の先生からはひねりを効かせた質問をされると述べましたが、まずはトリッキーな質問についてまとめます。

私が受験した際には

・小学生に向けて夕日の色がオレンジ色になる理由を説明してください

というものでした。また、以下のような想定しづらい質問が聞かれた事例もあるとのことです。

・しょっぱい食事が好きな患者さんにどうやって減塩してもらうか ・宇宙人に対して地球の魅力を説明しなさい ・地球の誕生から現在までの流れを説明しなさい

このような質問の意図としては、他の人にわかりやすく説明すること、準備していないとっさの質問にも筋道を立てて対応できること、などができるかが試されていると思います。患者さんや医療関係者とのやりとりを円滑に行えるコミュニケーション能力があるかどうかが試されていると感じました。

個人的には、高度な発想力を見せるというよりも、自分が考えたことを相手の目線に立ってわかりやすい言葉で丁寧に説明することが求められていると感じました。普段から一方的ではない、双方向的なコミュニケーションが取れているかが試されると思います。

次に2名の面接官の先生から投げかけられる一般的な質問についてまとめます。以下のような質問をされることが想定されます。

弘前大学を志望した理由 ・大学での専攻は何か、なぜその専攻を選んだのか ・グループで活動していて意見が対立した時にはどのように対処するか ・なぜ医師になりたいのか、他の医療職ではだめなのか ・初期研修後はどうするつもりか、青森に残るのか ・青森の中でも僻地で働けるか ・入学後、一般入学の学生にどのような好影響が与えられるか ・どのように受験勉強を進めたか、予備校は利用したか ・理系的な内容の授業について来られるか

このような質問がされることが想定されます。繰り返しになりますが、まず重要なことは、青森県に残って地域医療に貢献することへの高い志を、説得力のある方法でアピールすることです。その志を面接官が感じることができれば、青森県の生活環境や大学での勉強について来られるかなどの細かい部分のチェックのための質問を追加でされるはずです。大学側がとりたい人材は、青森県の地域医療を真剣に良くしたいと思っていて、大学や他の学生に良い影響を与えられる人ですので、自分の経験に基づく想いや自分の持つ魅力を面接官に適切に伝えることが必要です。

最後に

最後に、医学部編入試験の面接について、合格者の方とお話した経験も踏まえて感じたことを整理したいと思います。

面接と聞くとその場でのハキハキとした受け答えや対応能力が求められているように感じてしまいますが、実際に面接官が見ている部分は全く別の部分だと思います。重要なことは、実際に足を動かして現場を見たり人に話を聞いたり、これまでたくさんの経験をしてきたことを踏まえて、どのように考えて青森県の医療に貢献したいのかということだと思います。重要なのは手間ひまをかけて入念に準備をしているかであって、当日の流暢な受け答えではないはずです。面接時間は30分もあるので、これだけ長い時間対話をしていれば、受験生がどれだけ行動をして面接準備をしてきたかは必ず面接官に伝わります。以上を踏まえて、インターネットの中の情報だけではなく実際の経験を少しでも多く積んで面接準備をすることが何より大切かと思います。

これから弘前大学をはじめとする、様々な大学の医学部学士編入試験を受験される方の参考になれば幸いです!以上です。

--

【医学部再受験・学士編入 ましゅうチャンネル】YouTubeで動画配信をしています!医学部受験・再受験・学士編入に関する動画や日々の勉強に役立つ動画を配信しています。是非チャンネル視聴・チャンネル登録をよろしくお願いいたします!

www.youtube.com